見解、記録、恋文、

ノンフィクション軍記物語

9.

たくさん飲んで相当酔っ払って、ひと休みしようとステージの左端の椅子に腰掛けてお酒も持たずにフロアを眺めてた。私の左の席に腰掛けてきた。チラッと目が合って、そしたら“踊らないの?”“踊るよ、休憩してるだけ”“どこから来たの?”“日本”“ステージ登らない?”“いいよ”この時点でセキュリティやクリーンスタッフと仲が良くて、この人はSky Gardenの人なのかなって感じがした。確証はなかったけど。

手招きされて手を引かれステージ上に移動、“彼、友達なんだ”とMCの方を紹介してくれて、MCの方も曲の途中にもかかわらず“楽しんで”と快く私と握手をしてくれた。

少しだけステージ上で遊んだ後、“上のフロアいかない?”“いいよ”上のフロアがあることを知らなかったのでこんな道あったのか、みたいな顔してたら笑われた。

まず二階に連れて行ってもらって、下のフロアが見下ろせるカウンター席みたいなところの一番奥の席に行った気がする。“下見えるよ”“え、すご”さっきのMCのお兄さんをそこから大声で呼びはじめて、そしたらお兄さんこっちに気付いて手振って、笑いながら“なんだよ上行けよwww”みたいなジェスチャーしてた。人と関わる時にものすごい人懐っこい笑顔するからマジで可愛いななんだこの人と思ってた。

その後階段を一番上まで登り切って、フロアに出るとすぐに水タバコ(シーシャ)の受付みたいな場所があり、手を繋いで入ってきたので受付のお兄さんやその周りのセキュリティの方にニヤニヤしながら叩かれててた。なんだここはと緊張しすぎてあんまり覚えてないけど“なんだよその子”“日本の女の子だよ”みたいな会話してた。恥ずかしすぎて軽く会釈するくらいしか出来なかった。

さっきまでいた下のフロアが前面ガラス張りで見える部屋?通路?に入って、めちゃくちゃ感動してしまってうわあああ!って下見てたらまた笑われた。

“こっちおいで”って奥の方について行った。どこも雑踏としているのにそこには2人以外いなくて、40㎝幅くらいの間隔で空いた横並びの2つのベンチに向かい合わせで座った。たまにセキュリティの人来るけど顔見た瞬間あらまァお邪魔しましたって帰ってくからウケてしまった。

わざとじゃなく二の腕に触れてしまって今日入れたばかりのタトゥーをめちゃくちゃ痛がってた。“い゛った”“!? ごめん”っていうくだりをこの日だけで4回くらいしてしまってマジで申し訳なかった。“今日新しいの入れたんだ”“え!ドラゴンボールとナルトじゃん!!”“そうだよ!”“めっちゃ良い!”“でしょ~”日本好きなのかなとすごく嬉しく思った。

ここでお互いの名前を初めて知った。“刈り上げてるの?”“そうだよ”“両方?”“うん”“めっちゃ良いね~、原宿スタイル?”“原宿スタイル!?笑 うーん、そうだね笑”“ピアスも良い、何個?”“8個だよ”“いいなあ、3個だけなんだ”“ホントだ”“今日友達は?”“わかんないけど多分下にいる”“何人でバリ来たの?”“9人”“女の子?”“男の子”“自分以外全員?まじ?”“うん”“何日間?”“えと、5日間くらい?”“いつ帰るの?”“明々後日…?16日だ”“そうなのかぁ、ホテル泊まってるんだら?”“そうよ”“どこ?”“Water Mark”“知らないな、部屋一人なの?”“三人部屋”“男の子二人と?笑”“そう笑”“君のホテルいけない?”“友達いるから笑”“Umm...”うーんって顔が可愛すぎて死ぬんじゃないかと幾度となく思った(流され完全にOk Girl Timeと化していた)。

その後はさっきのガラス張りの部屋戻ったり、外のテラス席行ったり、一緒にうろうろしてた(基本的にOk Girl Timeだったらしい)。外のテラス席で友達からの電話に気付いて、びっくりしてスマホ落としてありえんぐらい割れて液晶が逝ってしまい“えぇぇ大丈夫!?”“大丈夫じゃないwww”となったが下でみんなを待たせてしまっているらしいヤバい帰らないとの焦りが大きすぎてめちゃくちゃテンパった。でも“私帰らないと!”のたびに悲しそうな顔するから心臓がどんどん握りつぶされてしまった。

帰り道がわからなすぎてヒィ~となっていたらExitまでスルスル連れてってくれて神なの?となった。“友達は?”“あれ!”友達たちと合流できてタクシーどれ...?ってなってたら“彼英語できる?”“ちょっとだけ”友達と話してくれてタクシー案内までしてくれた。“明日は来るの?”“うーんちょっとわかんない”“明日も待ってるよ”“わかったよォ”次の日もまた来る自信は全くなくてすごく微妙な顔をしてしまった。

人との関わり方とか、表情の作り方とか、親切心、優しさ、人懐っこさ、その日Sky Gardenで出会った誰よりも深く心に残ってしまって、完全にあコレ忘れられねえわ状態に陥った。余韻がとんでもなかった。

次の日はSky Gardenには行かなかった。待ってるねと言われた手前、申し訳なさで心臓が押しつぶされそうだったが、この日はまだ悲しいけどまあしょうがないよなァそういうこともあるわという気持ちに収めることができた。

次の日は友達2人がスポーツバー、私はSky Gardenに行った。隣接していたので帰りの時間を一緒にして待ち合わせした。絶対遅れるなよと言われたので23時頃から1時の約2時間死ぬほど飲んでやろうと思った。この1件が無かったとしてもSky Gardenは本当に最高の場所だったので初日のように無限に楽しめると思った。でももう序盤からフラッシュバックが止まらず、初めて出会った場所から動けなくなっていた。

だんだん酒がキマってきてあーもうなにをウジウジしとるんじゃボケが死ねという意味の分からない気持ちになってきて近くのセキュリティやクリーンスタッフの方に無差別に“今日は彼はここにいますか?”と聞きまくった。“多分上にいる”と言われ上の階に行った。そこでもスタッフの方々に聞きまくった。稚拙な英語力では言いたいことが伝わらず、訳のわからない所に連れていかれたり、死ぬほどウザったい絡みが止まらなくなったりしてとても困ってしまった。最上階でも聞いた。1人に“あぁ!ついておいで”と言われた。案内された先には派手な衣装の細身の女の人が立っていた。“彼女じゃない?友達?”“違うのよ...ごめんなさい...”

私が名前を聞き間違えたのか元々初対面の人間の名前を覚えるのが苦手すぎるのでどんどん不安になった。それとも同名の女性ダンサーがいるのか、なら男性で、ダンサーじゃないことを伝えないといけないと思った。そのあとから人に尋ねるときは“あぁ!ダンサーの?”と言われるたびに“違う”と答えた。

全く見つからない、もう無理か、あーあ残念だ、とまた一番下のフロアのあの場所に戻って酔いがさめずボケーーーっとしてた。0:30前くらい、ふとステージ脇を見た。

いた。

黒のパンツに黒のジャケットに黒のハットだった。

同じタイミングでお互いに気付いてなぜか泣きそうになった。うわあああってハグした“会いたかったぁ”日本語で言ってしまったが日本語でよかった危ねぇ危ねぇと思った。“今友達がステージにいるよ”と教えてくれた。その後もなんか言ってたがステージ脇という場所の騒音と英語力の無さで全く聞き取れなかった。

お仕事っぽいなと察したのでいつまでもここにいるのは申し訳ないと思いステージの前に移動した。すると初日に握手してくれたMCの方がステージで“ダンスタイム”と言った。マジかと思った。直後衝撃が走った。大好きなBruno MarsのUptown Funkが流れ出した。しかもマジで本当に気が狂うほど好きなSuper BowlのHalftime Show、BeyonceのFormationとのコラボだった。めちゃくちゃ踊ってた。キレッキレで踊ってた。数回目があって口角を上げてくれた。こんなことある?と思った。1周回ってしばらく打ちひしがれた或いはブチギレそうだった(?)

0:50になり、そろそろ外での待ち合わせの時間だった。カウンターに行きバーテンさんにペンを借りてティッシュにID書いてまたスタッフの方々に“ごめんなさい、違うって言ったけどやっぱりダンサーだったよ。もう帰っちゃったかな”と聞きに行った。“いるかも”と他のダンサーに聞いてくれたが、“わからない、もう帰っちゃったかも”という結論に至った。0:57だった。“お願い、これ渡してほしいの”とさっきのティッシュを渡した。なんとなく信用にかけるというか、まぁあの場の人間を信用するほうがおかしいのだが、ものすごく不安そうな疑わしそうな顔と喋り方をしてしまって“大丈夫だよォ~”とあやされたがもうその場はどうしようもなかったのでダッシュで待ち合わせ場所に行き、その日は帰った。友達に死ぬほどダル絡みをしてしまい、正直申し訳ないとは思っていたが制御できるメンタルを持ち合わせていなかった。

私がクソみたいにギャーギャー騒ぎすぎて、もうID渡らなかったら忘れようと思っていたけど最終日の夜は行かないと後悔するぞと人々に言っていただき、うわぁ~~~行く。となった。

しかしまぁ1軒目の時点で完全にペース配分がバグり、今回の旅行のうち最もブチキマってしまいSky Gardenの前まで一緒に来てくれた友達に無駄足させてしまった。1人で行けばよかったのに、ごめんなさい。

もう日は跨いでいて、人々に多大なる迷惑をかけてしまっているので2:30までにどうにもならなかったらキッパリ諦める。と決めた。1軒目でブチキマったって言ってんのにバカなので、またもやドリンクチケットでテキーラショットを頼んでしまい、世界が回り始めたが正直酒飲まないとやってられなかったのでオッケーです。という感じだった。

連日訪れていたので、昨晩に尋ねた人にはちょっと聞きにくいなとか思って、見たことない(と思われる)スタッフさんにまた“今日彼はここにいますか?”と、今度はちゃんとダンサーっていう情報を付け足して聞いて回った。やっぱり上のフロアにいるって言われる。踊ってるって。この人混みから見つけ出すのは無理だよ~~~と思った。シーシャの受付の人が変わってたので聞いた。スタッフが3人ほど集まってくれた。後から来てくれた1人が“あ!いるよ!”とガラス張り通路のほうを指を刺した。Tシャツ短パンニット帽でめちゃニコニコしながら立ってた。脇目も振らずに飛びついてしまった。Tシャツめちゃびしょびしょで、こんな汗かくまで踊ってたのかなぁすごいダンス好きなんだなぁと激しく愛おしさを感じた。

しばらくシーシャの受付の後ろにあるカウンター席で話した。“今日友達は?”“1人”“1人で来たの!?”“うん”“入場料かかったでしょ”“結構笑”“だよねぇ...いつ帰るんだっけ?”“明日帰るよ”“明日帰るの⁉︎”とか、めちゃセキュリティの方々が寄ってきてもうみんな全員友達らしくて紹介してくれて握手してお話しした。“日本から来たの?”“友達は?”“1人で来たの!?”とか、色々、みんなすごい優しくしてくれた。なんか黒いストローかなんかでバラの指輪作って薬指にはめてくれたりもして、エンターテイナー集団...!という感じがした。

会ったはいいけどどうしようという感じだったんだけど明日帰るって言うと“君のホテル行けない?”“友達いるんだよ~”のくだりがまた始まってしまった。めちゃ困った顔するのでなんだかやんごとなき理由でもあるんだろうかァといった印象を受けた。でもやっぱ“ごめん私のホテルは無理そうだったよ”としか伝えられなかった。

友達と来ていたようでずっと私に構っているわけにもいかなそうだった。“友達のところにいかなきゃ行けないんだけど、フロア来る?待ってる?”そんなところに私は混ざれんぞ???と思い待ってると伝え、カウンター席で体育座りして待ってた。私が相当寂しそうな顔面をしていたらしく、さっきお話ししてくれたセキュリティの方々が、ずーーーーっと私の相手をしてくれていた。“寂しそうな顔してるよ”“お水あげる!”“親戚が日本にいるんだ、でもお金ないから到底行けないなぁ”“この後どうするの?ホテルまで車で送ってあげようか?”とか、色々、紛らわせてくれてありがとうが止まらなかった。しばらくセキュリティの方々と話してたけど、見かねた1人が“行かなくていいの?行っちゃいなよ”と手を引いて連れて行ってくれた。テンパってしまった。フロアに行くとあのMCのお兄さんもいた。覚えていてくれててめちゃ笑顔でハイタッチしてハグしてくれた。友達というのがお姉さん2人組だったので非常に居辛かったためもうずっとDJの方向だけを見つめる侍になっていた。

どのくらいたったかは覚えてないけど、“友達送ってくるんだけど下のフロアで待っていてくれる?”と言われた。あんな人混みで会えるかな、大丈夫かなと思ったけど大きく頷いて遠目に見送った。なんとなくその場から動けなくてまたボーっとしてしまった。

下で待ってろって言ってたよなぁ~言ってたよなぁ~と思ってふらふら下に移動、飲みすぎてた上になんとなく気分も乗らなくてフロアの後ろの柵で囲まれたテーブル席のそのまた後ろ、バーカウンターの前あたりに突っ立って待ってた。連日たくさんのスタッフさんに話しかけまくっていたので突っ立ってるだけで数人近寄ってきてくれてめちゃくちゃ絡まれて笑った。“会えたよ、ありがとう、待ってるんだ”と伝えた。

柵の中のテーブル席の真ん中くらいに上のフロアで先ほど“行っちゃいなよ”って手を引いて行ってくれたセキュリティのお兄さんがいた。比較的信用できるというか、この場にいるよりは安心するなと思って、手招きされたので柵の中に入った。多分オーストラリア人のお兄さん方2人と友達らしく、“日本の女の子だよ~”と紹介された。“君も飲む?”と誘われたけど“ごめんなさい~いらない~”と言ってしまった。シケたツラしてんなと思われたのかセキュリティのお兄さんが“フロア出よう、踊るぞ笑”と言って柵の前に連れて行ってくれた。セキュリティの方と踊るという謎状況に発展してしまったが気乗りしなかった割にやっぱりその場に飛び込んでしまえば楽しい。Sky Gardenはにわかの私でも知っている曲がかなり多くてそりゃ楽しいに決まってた。

楽しみながらもずっとキョロキョロしてたのでお兄さんには少し申し訳なかったんだが私的にはそれどころではない、という感じだった。ここの人々は基本的に距離がとても近いので背面ならまだしも正面とられると負け確みたいなところあるので(?)何人たりとも向かい合わせにならないように細心の注意を払っていた。

友達を送って帰ってきたところをちょうど見つけた。見つけられた~の安堵が止まらなかった。目が合ってあ!ってなって近付いてくれようとしたけどセキュリティのお兄さんがめちゃ近いもんで“あ~笑”って顔されて近くの椅子に腰掛けてしまった。ねーえー!って顔をセキュリティのお兄さんにしたら“帰ってきたね、行っておいで笑”という具合に送り出してくれた。ありがとうお兄さん。

私が近付くと笑って手を引いてくれた。どうすればいいかわからずなんとなく一定の距離を保って立っていると近くにいた背の高いかっこよくて可愛いニューハーフのお姉さんに“あんたがいかないなら私がいっちゃうよ”と言われ膝の上に座られちゃった。お姉さんめちゃ面白くて可愛くて、ハグしてもらった。可愛かった。“あんたの相手なんでしょ!あんたが座りなさいよ笑”と言われたので“いいの?”と聞いたら“おいで笑”と言われたので失礼いたします、とお邪魔させて頂いた。

もう3時過ぎてたかな、“そろそろ出よう”って言われて正規のExitじゃないスタッフ用出入口みたいなところを出ると、バイク置き場直結だった。スタッフさんの休憩場所でもあったみたいで治安がものすごいことになってた。“バイクとってくる”って言われたから待ってたらセキュリティの方々に話しかけられた“どっからきたの?”“日本”その中にさっきまで構ってくれていたあのお兄さんもいたのであまり怖くなかったが、初見だったら白目向いてた気がする。バイクタクシーの人々がめちゃくちゃ“乗りなよ”って誘ってくるのもそこにいたセキュリティのお兄ちゃんちが“この子先客いるから”とやめさせてくれて非常に助かった。

自分の原付に乗ってきた。“後ろ乗りな~”と言われたので乗った。後ろの持ち手を掴んで乗っていたら腰に手を回すように言われたので抱きついた。走り出して、非日常感に言葉に表せないレベルの感情が沸き上がってきてこのまま私は死ぬんか?と思った。“なんか食べない?”“そんなにお金持ってないよ”“高くないから大丈夫だよ”“わかった”その時多分4時とか、到底観光客は来ないだろうなというようなお店に入った。お店というかもはや屋台みたいだった。おかゆが出てきた。ブブールっていうらしい“混ぜて食べるんだよ”言われたとおり混ぜて食べてみた。正直味不安だったけどめちゃおいしくてビビった。ナニコレ!?って顔をしたもんですごく笑われた。しかも激安。

“この後どうするの?”“どうしよう”“タクシーで帰る?”“うーん”“友達に電話してみなよ”“誰も起きてない”“家に連れて帰ってあげたいけど兄弟と一緒に寝てるからできないんだ”“あなたも帰らなきゃだね”“君はどうしたいの?”“あなたと一緒にいたいよ”“ホテルに入れるお金、無いんだ”“うん、私も今無いや”相当困らせたと思う、かなりの我儘を言ってしまった。しばらく頭を抱えさせてしまった。“とりあえず店出よう”“はい”雨季の雨が降り始めていた。“雨強いなぁ、ヘルメットかぶりな”“ありがとう”あ~化粧落ちるなぁと思いながら味わったことのない感覚を味わったので多分青春感じてた。

雨が強くなりすぎて痛いレベルになった。いったん雨宿りにシャッターの閉まったお店の軒下に2人で並んで座った。ヘルメット取った時にピアスぶっ飛んで行ったけどもはやどうでもよかった。夏の雨の夜って状況が脳みそをぶん殴ってくるので混乱してた。私がバカみたいに呆けてる間もどうしようかずっと考えていてくれていたんだろうなと思うと申し訳なさがすごい。

“弱くなった、行こう”行くったってどこに行くんだろうなぁと思ったけどもうなんかどうでもよくてとりあえず乗った。“そういえば幾つなの?学生?”“うん、20”“20!?マジで?”何をそんなに驚くのだろうかと思ったけど、私も気になって少し間をおいてから“あなたは幾つ?”と聞くと“なんで...?”と聞かれた。なんとなくが英語で出てこなくて黙っちゃった、Just becauseか、ばつが悪そうに“28だよ、おじさんでしょ”っていうから“どこがやねん”となった。

すごい裏道入ってくから目的地はあるんだろうなと思った。門の前で急に止まって、“開けて”と言われたので開けた。コンクリート打ちっぱなしの小屋みたいな場所だった。扉が1列に6つ7つ並んでいたので、アパートかな、と思った。真ん中くらいの扉の前に原付を止めて入っていった、“ここに座ってて”入口の段差を指して言うんだけど、どう考えても雨でびちゃびちゃすぎて人んちにこの状態で座っていいのか!?と戸惑った。扉の中を覗くと3人男の人がゴロゴロ寝てた。えどういう状況だ、ヤバいところに来てしまったのでは?と思った。全身刺青のでっかいお兄ちゃんに“Hi”と言われた。“Hi”と返した。3人ともめちゃ笑顔だったのでなんとなくいける気がして(?)呼ばれたので家に上がらせてもらった。びしょ濡れのアロハシャツの代わりにと新しいTシャツをパッケージからわざわざ出してくれて“着替えな”と言ってくれた。でっかいタオルで更衣室を作ってくれて、着た。“コレいいねぇ笑”私から受け取ったアロハシャツを羽織りだして姿見の前で試着した後乾くようにと扇風機に引っ掛けてくれた。

私の代わりにその場の3人の質問に全部答えてくれた“どこから来たの?”“日本だって”“学生?”“らしいよ”“幾つ?”“20だって”“20!?”“1人でSky Gardenにきて俺のこと探してくれたんだいろんな人に聞いて”“1人⁉︎まじか、友達は?”“ホテルにいるって、明日の夕方帰るんだって”“明日⁉︎”とか色々、

ガイドのお仕事をしているらしいお兄さんがYouTudeかなんかでワンピース見てたから“ワンピースだ!”“あ!知ってる?”“もちろん~”“誰が好き?ナミとか?”“うーん、ゾロ笑”“ゾロ!!いいね笑”とか、“AKB知ってるよ”“One Ok Rockも大好き”とか、日本すごいなあとなった。

ここでも刈り上げとピアスが人気で、“いっぱいあいてる!”“8個だよ”“あける?”ってニードル取り出してきて待って待って待って待ってwwwwwとなったり、“タトゥーは入ってるの?”“入ってないよ”“ここで入れる?こいつ彫師だよ”いや、待って待って待って待ってwwwwwとなったり、死ぬほど面白かった。

他の3人はベッドの上、私はベッドの横の布団、その後ろの玄関の1番近くに彼という配置で喋っていたので3人とずっと話してると私の名前を何回も呼んで、こっちきてのジェスチャーをするので可愛すぎては?なんこいつ可愛すぎやろと内心ブチギレつつもちゃっかり抱きついた。

インドネシア語と英語と日本語で完全にカオス空間だったがGoogle翻訳ってもうホントすごい、感謝。早く英語できるようにならないと。

アコギを取り出して聞かせてくれた。彫師のお兄さんが弾いて、彼は歌ってくれた。One Ok RockのWherever you are、日本語のところも完璧、すごくうまくて泣きそうになった。もう一曲歌ってくれたけど、知らない曲だった、でも素敵だった。こっちを見て見せる笑顔に悩殺され続けていた。ワンオク聞かない人間なことを初めて後悔したのでゲオで全部アルバムレンタルしてきた。(追記、歌ってくれたのはHeartacheという曲でした。“I miss you”という歌詞の部分で私の鼻をツンと2回つつきました。とんだキザ男です。)

もう6時過ぎてて、玄関の扉を開けて“見て、もう朝だ”すると他の3人も“寝なきゃ寝なきゃ”明かり消してみんな寝の態勢に入った。3人ベッドに横並びさせてしまい申し訳なく思った(まさかのOk Girl Time the Finalでなるほど(?)と思った)(全て完全に気を使った上の行動ということを後々知り本当に土下座したい)。

“もう1回友達に電話してみ”と言われ絶対寝てるよな申し訳ねぇなと思いながら電話したら出ていただきました。すいませんでした。

その後はインドネシア語と日本語を教えあったりして遊んでいた。帰る前に彫師のお兄さんがカッコいいTシャツをくれた。めちゃ嬉しくてテンパってその場で今着てるTシャツ脱ごうとして“wait! wait! wait!”と全員に止められ、あ間違えた間違えたと思った。部屋の隅のユニットバス(?)の前でそれを着て、見せたら“似合う!”と2人掛かりで袖を2回折ってくれた“この部屋に来たからにはもう君は俺たちの親友だからね”と言われた。有り得ない温かみに触れてしまった。

結局タクシーを呼んでいただき、このタクシーの運転手さんも知り合いだったようで、とても助かった。部屋からタクシーまでまだやっぱり雨だったので傘をさして送ってくれた。彫師のお兄さんが取り出した傘にうさぎちゃんみたいな絵が入っていてギャップ可愛すぎやろwwwwwとなってしまった。彼と彫師のお兄さんと私でぎゅうぎゅうになりながら傘に入りタクシーを門の前まで呼んでくれ、乗せてくれた。“難しい英語しないであげて”という旨も伝えてくれた。私はあんなにもナチュラルにクールにスマートに投げキッスする人間をこれまで見たことがない。“また来る時連絡してね、みんな待ってる”

8時半前にタクシーに乗り、ホテルに帰った。その後もDMで“帰り気を付けて”“また会いに来て”“待ってるよシスター”と送られてきた。泣いた。課金した甲斐があった。バリ帰りてぇ。

 

全部フィクション

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8.

バイク乗りはバイクの方が速いっていうし

クルマ乗りはこの速度はバイクじゃ出せないでしょって言うし

からしたら速いことには変わりないしヒリヒリ生きてる人々ってみんなカッコよく見えるが(そちら側に行くかどうかという問題は置いておいて)大体治安が悪い、ルールとかもたくさんあるようだが大体治安が悪い、

こういう論争聞いてると『キリン』を思い出すのですが、あの漫画超カッコいいよね!

ということで(?)私はバイクを選びました。

でも両者同じ意見のことがあるそれは”金の無駄遣いするくらいならガソリン代に当てろ”

なるほどカッコいい

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6.

昨日、とうとうバイト先の好きな人(社員、妻子持ち)が移動になってしまいました。もう会うことはないでしょう。本当に恋心を抱いているのではないかと錯覚するほど魅力的な人間でした。バイトのモチベーションはマイナス方向に振り切っています。バイトのおばちゃんに煽られ最後の握手をしました。私は赤面症なので一瞬で湯気でも出そうなほど赤くなりました。その方は細身(どちらかというとガリガリ)なのに手は何故かふわふわでした。ホントにふわふわでした。これで最後なのに、私は恥ずかしさでその人の顔をちゃんと見ることができませんでした。もうちょっと話したいことがあったような気がします。

ところで、人との距離感がやたらうまい人間っていうのがこの世にはいます。話術が巧みな人間っていうのがこの世にはいます。それもまた無意識にやってのけるのです。その人懐っこい笑顔は経験が生み出すものなのか、天性のものなのか、とても羨ましく、そして憧れます。

ということで、バイト先での心の支え、また癒しが無くなった私は今、とても悲しんでいます。

辞めちまいてぇ。

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4.

バイト先で感じ、通学中に思考を巡らせたこと、


女子の可愛いマジ意味わかんねぇと言う男性がいるということは男子のカッコいいマジ意味わかんねぇという女子は確実にいるわけで、例を挙げるとすれば車や鉄道などの乗り物関係なんかはなかなかその傾向が出やすかったりするかもしれない、しかしながらこの逆を行く乗り物大好き!系の女子は一定層から絶大な支持を得ているわけで共通点、仲間意識、自分がそちら側の人間だという意思表示は強い、つまり女子の可愛いを理解してくれるタイプの男子は女子からの評価が自動的に上がるというアレは恐らく、有る、

何が言いたいかというと『可愛い』という1つのカルチャーを目の敵のようにdisるのを辞めろ

可愛いは軽量ながら強度がある

美しいは重量があるものの脆い

ような気がする、

視覚などから感じ取った溢れ出るものを言葉にした結果が可愛いや美しい、またカッコいいだとすると、可愛いを否定しだすとなかなか脆い世界になってくるのではないかという考察、強い世界超可愛い

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